アーティスティックGUNMA 2024 群馬県立近代美術館の建築をたのしもう! ~建築家磯崎新が遺したもの~
今から50年前、1974年10月17日に開館した群馬県立近代美術館の建築は、当時新進気鋭の建築家として注目されていた磯崎新(1931-2022)の設計によるもので、翌年には日本建築学会賞を受賞しています。その後当館は増改築によって機能を拡張しながらも当初の建築コンセプトを保ち、世界的に活躍した磯崎の初期の代表作として現在も高く評価されています。
一昨年末、惜しまれながらこの世を去った磯崎新が遺した当館建築の魅力は、どこにあるのでしょうか? 開館50周年を機に、たのしみながら一緒に探っていきましょう。
「群馬県立近代美術館の建築をたのしもう!」チラシ
2024年10月12日(土)から11月10日(日)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館し翌日休館) 注:群馬県民の日(10月28日)は開館
開館時間:9時30分から17時(入館は16時30分まで)
参加費:無料
注:一部有料のイベントがあります。
注:開催中の展覧会をご覧になる場合は観覧料がかかります。
主催:群馬県立近代美術館
企画協力:前橋工科大学 臼井研究室
後援:日本建築学会関東支部群馬支所
1. 建築のライティング・プロジェクト「BUILDING DIGNITY」
当館の開館記念日、そして県立公園「群馬の森」の開園記念日でもある10月17日にあわせ、当館内に原色のライトを設置し、日没後の公園に幾何学的グリッドで構成された当館の建築を浮かび上がらせます。
10月12日(土)から20日(日) 17時から18時30分 観覧無料
注:美術館閉館後に、館外からご覧いただきます。館内には入れません。
注:「群馬の森」はこの期間、特別に開園時間を18時30分まで延長します。
注:お車でお越しの際は「群馬の森」第1駐車場をご利用ください。それ以外の駐車場は17:30で閉門となります。
企画・設計:RGB BUILDING WORKSHOP(臼井敬太郎+八木健太郎)
協力:県立公園アイ・ディー・エー群馬の森
(参考図版)BUILDING DIGNITY飯田市浜井場小学校、2018年
2. 記念トーク「山口晃少年がみた群馬県立近代美術館」(申込受付終了)
開館当初の当館を訪れた山口晃(1969年東京都生まれ、群馬県桐生市育ち)は、何を見て、何を感じたのでしょうか。そしてその経験は現在の画家としての活動にどのような影響を与えているのでしょうか。臼井敬太郎(前橋工科大学准教授)による当館建築の解説とあわせ、当館を出発点として古今東西に広がる山口晃のトークをお楽しみください。
10月13日(日) 14時から16時 要申込
登壇者:山口晃(画家)/臼井敬太郎(前橋工科大学准教授)
会場:群馬県立近代美術館 2階 講堂
定員:180名(先着順)
申込方法:電子申請システムLogoフォームにより申し込みください。
⇒LoGoフォームリンク
https://logoform.jp/form/9cfD/695777
申込期間:2024年9月25日(水)9時30分から(定員に達し次第受付終了)
定員に達したため受付を終了しました
協力:ミヅマアートギャラリー
(特別展示)
山口晃《深山寺参詣圖》 1994年 群馬県立館林美術館蔵
[展示期間:9月21日から11月10日]
3.「日本におけるモダン・ムーブメントの建築290選」選定プレート贈呈式
今年、当館はDOCOMOMO Japanによる「日本におけるモダン・ムーブメントの建築290選」に選ばれました。その選定プレート贈呈式にあわせて、記念講演と茶会を行います。
10月20日(日)
- 贈呈式・記念講演 13時30分から15時 参加無料
[贈呈式]出席:鰺坂徹(DOCOMOMO Japan代表理事、鯵坂建築研究所代表)
岡部昌幸(群馬県立近代美術館特別館長、帝京大学名誉教授)
[記念講演]講師:西岡弘(元西日本工業大学教授、元西岡弘建築工房主宰、元磯崎新アトリエ所員)
司会進行:藤木竜也(DOCOMOMO Japan理事、千葉工業大学教授)
会場:群馬県立近代美術館 2階 講堂
共催:一般社団法人DOCOMOMO Japan - 茶の湯×建築|群馬県立近代美術館 12時から16時 参加費2,000円・要申込
席主:群馬県茶道会青年部、茶道裏千家淡交会群馬県青年部
建築説明:亀井靖子(DOCOMOMO Japan元理事、日本大学生産工学部准教授)
会場:群馬県立近代美術館 1階 茶室「白鷺庵」
申込方法:Peatixにて9月下旬よりチケット受付予定
⇒Peatixリンク
https://chanoyu-kenchiku.peatix.com
共催:近現代建築茶の湯会
後援:一般社団法人DOCOMOMO Japan
4.建築の見どころをわかりやすく解説!
一辺12mの立方体を基本単位とする当館の建築には、磯崎新による様々なしかけが隠されています。前橋工科大学の学生がそれぞれの目線でそのしかけを読み解き、「ここを見てほしい!」という館内各所のスポットに、解説パネルを設置します。
5.建築をモチーフとしたミュージアムグッズをプレゼン!
前橋工科大学の学生によるアイデアを館内に掲示しますので、お気に入りの案に投票してください。
投票をもとに選ばれた案は、商品化して当館ミュージアムショップで販売する予定です。
協力:朝日印刷工業株式会社