展示詳細

絵画のミカタ

この展覧会では、いつもとは少し違った視点から当館収蔵の絵画作品を紹介するため、現代作家5人の作品と、彼らが当館の収蔵作品から選び出した作品を、併せて展示します。 5人は同じ絵画という表現分野において制作活動を続ける作家ですが、彼らが絵画に向き合う理由は様々です。牛嶋直子にとっては画面に描くモチーフや表現方法の探求であり、門田光雅にとっては絵具の質感や筆の動きと色彩との関係性の模索と言えるでしょう。さらに鬼頭健吾は絵具とカンヴァスという制約から逃れあらゆる既製品を使って色と形を表現し、逆に原游は木枠に張られたカンヴァス上に置かれた絵具という絵画の物質としての側面に着目します。そして佐藤万絵子は、そうした物質からイメージが立ち上がる瞬間をとらえ絵画の始原に迫ろうと、空間全体に作品を展開します。 5人のアーティストには、自らの言葉で、それぞれの作品を選んだ理由や着眼点を語ってもらいます。日々絵画と向き合うアーティストの見方、感じ方を知ることで、さらに多様性に満ちた奥深い絵画の魅力がひらけてくるでしょう。

会期
2020年6月27日(土)から8月23日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし8月10日は開館)
会場
群馬県立近代美術館 展示室 3、4、5
観覧料
一般:830(660)円、大高生:410(320)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
注:この料金で同時開催「catch the eyes-目から心へ-」もご覧いただけます。
協力
rin art association
関連事業
クロージング・イベント:5人のアーティストによるリレートーク