パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華
サラ・ベルナールの世界展
1860年代のパリで女優としてデビューしたサラ・ベルナール(1844~1923)は、当時まだ無名の挿絵画家だったアルフォンス・ミュシャにイラストレーターとしての才能を見いだし、アール・ヌーヴォー様式による自身の舞台ポスターを制作させるなど、自らプロデュースしたイメージ戦略により、ベル・エポックと呼ばれる世紀末の華やかなパリでスターとして君臨しました。
20世紀になるとアメリカでも興業を主催し、事業家として大成功を収めると同時に、世界各国で巡業公演を行い国際的大女優となります。さらに、自ら執筆や彫刻の制作を行うアーティストの一面もあり、多才な才能を発揮しています。
本展ではこのサラ・ベルナールを様々な側面から紹介する日本初の展覧会です。サラを中心としたベル・エポックの芸術を、ポスター、装身具、台本、ドレス、記録写真、映像、肖像画、本人の手になる彫刻作品など、日本とフランスから集めた多数の作品や資料により紹介します。
- 会期
- 2018年9月15日(土)から11月11日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで) - 休館日
- 月曜日(9月17日、9月24日、10月8日は開館)、9月18日、9月25日、10月9日
- 会場
- 群馬県立近代美術館 展示室 1
- 観覧料
- 一般:820(650)円、大高生:410(320)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
注:群馬県民の日(10月28日)は観覧無料 - 主催
- 群馬県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
- 後援
- 在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
- 協賛
- ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
- 特別協力
- フランス:エタンプ市美術館、 ピエール=アンドレ・エレーヌ、ダニエル・ラデュイユ
日本:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)、箱根ラリック美術館、 京都工芸繊維大学美術工芸資料館、リボリアンティークス - 運営協力
- 「サラ・ベルナールの世界展」実行委員会
- 企画協力
- 株式会社燦京堂
- 監修
- ピエール=アンドレ・エレーヌ(マクシム美術館学芸部長)
岡部昌幸(帝京大学教授、群馬県立近代美術館館長) - 関連事業
- ミュージアム・レクチャー(記念講演会)
学芸員による作品解説会