展示詳細

群馬の美術2017
─地域社会における現代美術の居場所

群馬県内では、今、それぞれの地域に根ざした継続的な美術活動を目指す動きが多く見られます。こうした状況は今になって突然発生したわけではなく、背景には美術を取り巻く社会環境の変化や、過去の様々な活動の積み重ねがあります。
この展覧会は、現在の群馬における現代美術の状況を検証しようとするものです。そのためにまず1980年代までさかのぼり、資料によって過去から現在へとつながる現代美術の水脈をたどることを試みます。そしてまさに今、県内で活発な活動を展開している現代美術作家15人をとりあげ、平面、立体、インスタレーション、パフォーマンスなど多彩な表現を紹介します。
これらの作家たちが群馬という日本の一地方に拠点を構える理由は様々ですが、それぞれの制作活動を通して、地方における現代美術の可能性、あるいは地域社会と現代美術との関わり方を考えてみたいと思います。

会期
2017年4月22日(土)から6月25日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(5月1日は開館)
会場
群馬県立近代美術館 展示室 1
観覧料
一般:820(650)円、大高生:410(320)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催
群馬県立近代美術館
関連事業
シリーズ座談会
学芸員による作品解説会
パフォーマンス 村田峰紀「drawing 22/04/2017」
大日向基子「白い人たち」(桐生大学短期大学部学生との共演)