響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで
1981年、仙台市に開館した宮城県美術館は、同館のコレクションの原点である高橋由一をはじめ、明治から昭和に至る充実した絵画作品を収蔵しています。中でもエッセイ「気まぐれ美術館」で知られる、画廊主で作家の洲之内徹が残した「洲之内コレクション」には、彼が決して手放さなかった伝説的な名品や、コレクターと作品との唯一無二の物語が含まれています。また、海外作家のコレクションでは、カンディンスキー、クレーらドイツ表現主義の画家たちの作品が、収蔵品の個性を豊かに形作っています。戦後の絵画では、一大潮流となった抽象画や、関西の前衛グループ「具体」の作品などが、熱気に満ちた激動の時代を浮かび上がらせます。宮城県美術館を代表する名品が、当館の展示室に勢ぞろいする、またとないチャンスが訪れます。
1 ヴァシリー・カンディンスキー《「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作(カーニバル・冬)》1914年
2 長谷川潾二郎《猫》1966年 洲之内コレクション
3 高橋由一《宮城県庁門前図》1881年
4 松本竣介《画家の像》1941年
5 海老原喜之助《ポアソニエール》1935年 洲之内コレクション
6 安井曽太郎《少女像》1937年
7 桂ゆき《婦人の日》1953年
作品はいずれも宮城県美術館蔵
- 展示名
- 企画展示「響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」
- 会期
- 2025年9月13日(土)から11月9日(日)
- 開館時間
- 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日(9月15日、10月13日、11月3日は開館)、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)
- 会場
- 1階 展示室1
- 観覧料
- 一般900円、大高生450円
20名以上の団体割引料金 団体一般720円、団体大高生360円
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名、群馬県民の日(10月28日)に観覧される方は無料 - 会期中のイベント
- 講演会(申込不要、要観覧券)
「宮城県美術館コレクションで編む近代美術史―その魅力」
講師:加野恵子氏(宮城県美術館学芸部長)
日時:10月26日(日)午後2時から3時30分
場所:2階 講堂
展示解説(申込不要、要観覧券)
「学芸員による作品解説会」
日時:9月28日(日)、10月15日(水)午後2時から3時
場所:1階 展示室1
ワークショップ
「群馬県立女子大生によるワークショップ」
協力:群馬県立女子大学奥西ゼミ
①「猫」の絵付け体験
(要申込、各回先着25名、参加無料。
申し込み方法などの詳細は「イベント/教育普及事業」内のイベント詳細ページをご覧ください。)
日時:11月8日(土)
場所:2階 アトリエ
②コラージュを楽しもう!(申込不要、参加無料)
日時:11月8日(土)午後1時から3時
場所:2階 アトリエ
③選んで書こう!好きな作品(申込不要、要観覧券)
日時:会期中随時
場所:1階 展示室1及びギャラリー