展示詳細

フィレンツェ ピッティ宮近代美術館コレクション トスカーナと近代絵画

ルネサンスの都として知られるイタリア、トスカーナ州の州都フィレンツェ。16世紀以来、メディチ家をはじめとする歴代の君主が住居としてきたのがピッティ宮です。現在、その広大な建物と敷地の中には、ルネサンス絵画で有名なパラティーナ美術館などいくつもの美術館、博物館が設置されていますが、今回の展覧会は、ピッティ宮の3階に位置し、主にフィレンツェを中心としたトスカーナにおける18世紀から20世紀までの美術を収蔵している近代美術館(Galleria d’Arte Moderna)のコレクションを紹介するものです。 
19世紀中頃のフィレンツェでは、イタリア統一運動(リソルジメント)の熱気の中、「マッキアイオーリ」と呼ばれた若い画家たちが従来のアカデミックな表現を否定し、自然から学んだ光の効果によって現実の風景をとらえました。彼らはトスカーナで育まれた初期ルネサンスの魅力を再発見する一方、同時代のフランス絵画の新傾向を取り入れ、イタリア美術に革新をもたらしたのです。
本展では、“イタリアの印象派”とも呼ばれるマッキアイオーリを中心に、19世紀初めのロマン主義から、20世紀前半、デ・キリコらが創始した「形而上派」など様々な動向まで、ピッティ宮近代美術館が所蔵する絵画68点により、イタリア近代美術の展開を日本で初めて系統的に展示します。

会期
2014年1月18日(土)から3月23日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日
会場
群馬県立近代美術館 展示室 1
観覧料
一般:800(640)円、大高生:400(320)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料  
主催
群馬県立近代美術館
後援
イタリア外務省/イタリア大使館/イタリア文化会館
協力
アリタリア-イタリア航空/日本貨物航空/アルテリア/日本通運
企画協力
アートプランニング レイ
関連事業
記念講演会
学芸員による作品解説会  
ミュージアム・コンサート