展示詳細

江戸の風雅 旧きをしり 新しきを創った絵師たち

この秋、当館では35年ぶりに大規模な江戸絵画展を開催します。 本展は、江戸絵画を四つの視点から特集し、その魅力を106点の作品によって紹介するものです。狩野派、琳派、奇想派、南画家などによる珠玉の作品とともに、当館の江戸絵画の名品を一挙公開する初めての機会となります。 狩野探幽、尾形光琳など巨匠の傑作や代表作から、34年ぶりに一般公開される大作まで。江戸絵画の風雅な世界をこの機会にご堪能ください。

【展示構成】
●第一章/軽妙洒脱 江戸絵画の基礎を築いた巨匠・狩野探幽とその兄弟の代表作から、近年注目されつつある江戸時代後期の狩野派の作品まで一挙にご紹介します。 展示作品 : 狩野探幽・尚信・安信、英一蝶、久隅守景、狩野栄信・養信 ほか 全33点

●第二章/意匠美の深化 尾形光琳の名作「槇楓図屏風」(東京藝術大学蔵)や、修復後東日本で初公開の光琳筆「竹虎図」(京都国立博物館蔵)などが展示される貴重な機会です。それに併せ、当館の琳派コレクションを公開します。 展示作品 : 俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一 ほか 全21点

●第三章/ニューモード到来 岩佐又兵衛、伊藤若冲による技巧を凝らした華麗な作品や、谷文晁による大作などを展示します。 展示作品 : 岩佐又兵衛、伊藤若冲、円山応挙、谷文晁、岡本秋暉 ほか 全25点

●第四章/文雅の投影 江戸時代後期の風景画の大作・立原杏所「向崗花甸図屏風」が、この度34年ぶりの公開となります。本展では、谷文晁、立原杏所など関東南画家たちの風景画にスポットを当て、その魅力をご紹介します。 展示作品 : 谷文晁、小泉斐(あやる)、立原杏所、金井烏洲 ほか 全27点

会期
2012年9月15日(土)から11月4日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
毎月曜日(9月17日、10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
会場
群馬県立近代美術館 展示室1
観覧料
一般:800(640)円、大高生:400(320)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
後援
上毛新聞社/朝日新聞前橋総局/毎日新聞前橋支局/読売新聞前橋支局/産経新聞前橋支局/東京新聞前橋支局/NHK前橋放送局/群馬テレビ/エフエム群馬
関連事業
ミュージアム・レクチャー
学芸員による作品解説会