展示詳細

群馬県立近代美術館コレクション 10 司 修-萩原朔太郎の世界を描く

休館中に昭和庁舎で開催するコレクション展示の最後となる今回は、会場のある前橋出身の画家・作家である司修(1936~)を特集します。
前橋市に生まれた司修は、独学で油絵や版画を制作し、詩や文学から強い影響を受けた幻想的な絵画作品を制作します。1960年に銀座村松画廊で最初の個展を行い、64年には主体美術協会の創立に参加しています。本の挿絵や装幀なども手掛け、執筆活動では93年に川端賞を受賞するなど、各方面で才能を発揮しています。絵画では、同じ前橋出身の詩人、萩原朔太郎の「郷土望景詩」を作品化し、93年と2006年に作品集として発表しています。当館はそのうち93年に制作された13点の油彩作品と、やはり朔太郎の詩を選んでリトグラフ作品集にした「漂泊者の歌」を所蔵しており、今回はそれらをまとめて紹介いたします。朔太郎の詩、二人の作家が思いを馳せた前橋という地について考えながら、画家・司修の作品世界をお楽しみください。

会期
2008年2月15日(金)から3月9日(日)
午前10時から午後6時
休室
会期中無休
会場
群馬県庁昭和庁舎 2F 特別展示室
観覧料
一般:100(80)円、大高生:50(40)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催
群馬県立近代美術館
関連事業
美術講座
記念講演会