群馬県立近代美術館コレクション 5 南城一夫
昭和庁舎特別展示室では、前橋にゆかりの深い画家、南城一夫(1900-1986)の油彩、水彩、版画作品19点を展示します。今回は、美術館でおなじみの油彩作品だけでなく、これまで展示の機会が少なかった、滞欧期の水彩や、晩年の版画作品なども紹介します。さらに、作者がフランスに渡って間もない時期に描いた《人形のある静物》を始め、前橋市が所蔵する6点の作品を加えることによって、初期から晩年にわたる南城の充実した画業を展観することができます。
また、今回特別出品される《木馬の夜》(個人蔵)は、単純化された画面構成、堅牢で深みのある色彩、親しみ深い詩情にあふれた作風といった、南城独自の美の世界が結集された代表作のひとつです。この作品を描く過程で南城は、会場近くの中央児童遊園「るなぱあく」の木馬館を訪れたといいます。そのブリキ製の木馬は1954年の開園当時から今も子供たちを魅了し続けている遊具で、登録有形文化財の候補になっていることでも話題を呼んでいます。
- 会期
- 2007年1月13日(土)から2月8日(木)
午前10時から午後6時 - 会場
- 群馬県庁昭和庁舎 2F 特別展示室
- 休室
- 会期中無休
- 観覧料
- 一般:100(80)円、大高生:50(40)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 - 主催
- 群馬県立近代美術館
- 協力
- 前橋市・前橋市教育委員会
- 関連事業
- 美術講座
記念コンサート