展示詳細

群馬青年ビエンナーレ’05

笹山直規「空が泣いている、あたしが流せない涙のかわりに」
「大 賞」
笹山直規「空が泣いている、あたしが流せない涙のかわりに」
水彩・モンバル紙 130.3×130.3cm

群馬青年ビエンナーレ」は、16歳から29歳までの若い世代を対象とした、全国公募の展覧会です。 1974年、群馬県立近代美術館の開館とともにはじまった「群馬青年美術展」を引き継ぎ、1991年以来隔年で開催されています。
 審査は、ファイル(ポートフォリオ)による一次審査、作品による二次審査と、二段階でおこなわれます。審査員には、毎回、第一線で活躍する美術評論家、キュレーター、作家を迎えています。
 第8回となる今回は、過去最多となる621名、871点の応募があり、63名、67点が入選を果たしました。 その中から、大賞1点、優秀賞1点、奨励賞9点が選ばれています。
大賞を受賞した笹山直規《空が泣いている、あたしが流せない涙のかわりに》は、自動車事故の場面を明るく激しい色彩で描いた水彩画です。死への欲動を絵画に変換して制作を行なうという笹山の作品には、現代社会に潜む危険性がとらえられています。
入賞・入選作品は、広大なスペースを誇る当館の「現代美術棟」に展示されます。これからさらなる飛躍を目指す若いアーティストたちの、 新鮮で、可能性に満ちた表現を、ぜひご覧ください。

会期
2005年6月11日(土)から7月18日(月・祝)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
毎月曜日(祝日を除く)
会場
群馬県立近代美術館 展示室3・4・5
観覧料
無料
主催
群馬県立近代美術館/上毛新聞社
審査員
会田 誠 (美術家)
東谷隆司 (インディペンデント・キュレーター)
谷 新 (美術評論家・宇都宮美術館館長)
原 久子 (アート・プロデューサー)
やなぎみわ (美術作家)
関連事業
表彰式・レセプション 6月11日(土)午後2時~4時
当館講堂およびレストラン