展示詳細

神戸ファッション美術館コレクションによる イメージ・オブ・ビューティー ファッション写真のなかの女性たち

変わりゆく社会とともに、時代それぞれの理想の女性像をつくり出してきたファッションの世界では、写真というメディアがその流行をいち早く伝えてきました。そしてファッション写真は20世紀を経て今なお、女性が憧れる美と洗練、エレガンスを演出しながら、独自の表現を展開し、多様なイメージを生み出し続けています。
本展は神戸ファッション美術館の特別協力のもと企画され、そのコレクションより選ばれた写真作品を中心に、時代とともに移り変わるファッションとそこに表現される女性の美のイメージを回顧する試みです。黎明期のレオポルド・E・ルートランジェにはじまり、初期のファッション誌を彩ったエドワード・スタイケンやホルスト・P・ホルスト、そして戦後ファッション界の活気を個性的な描写で写し撮ったリチャード・アヴェドンやアーヴィング・ペン、ウィリアム・クラインらの活躍を経て、90年代以降のデジタル時代を担うニック・ナイトに至るまで、多くの写真家たちが、現実と虚構を巧みに織り交ぜながら、多彩な女性像を表現してきました。
今回は、ファッション写真約100点に加え、19世紀後半からのファッション・プレート(手彩色版画)、『ヴォーグ』や『ハーパース・バザー』などのファッション誌、パリやミラノのファッション・ショーを記録したスライドやビデオ、さらに衣装の展示により、20世紀のファッションとその華やかなイメージの変遷を多面的にご紹介します。

会期
2003年4月26日(土)から6月8日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
毎月曜日(4/28、5/5は除く)、5月6日(火)
会場
群馬県立近代美術館 展示室3・4・5
観覧料
一般:600(480)円、大高生:300(240)円
注:内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催
群馬県立近代美術館
後援
上毛新聞社
協力
INFAS.com、ハーパース・バザー日本版
関連事業
記念講演
学芸員による作品解説会
教職員のための作品解説会