開館50周年記念 英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり
本展は20万点を超える世界最大のボタニカル・アート・コレクションを収蔵する英国キュー王立植物園の協力のもと開催されます。世界に先駆けて近代化を進めた英国は世界各国で植物を発見し食材として求め輸入しました。最初は珍しさを植物画に記録し、それが研究や鑑賞へと広がり、やがて英国の生活文化になくてはならない喫茶やスパイス豊かな料理へと発展していきます。本展は全6章から構成され、植物の世界のなかでも、人々の生活を支える根源である「食」に焦点をあてます。食材、料理、嗜好品にまつわる華麗なボタニカル・アートを中心に、関連する絵画や工芸、さらに料理のレシピ本も加えて、18-19世紀の英国の豊かな食を巡る植物のものがたりを約200点の作品によりご紹介します。
ジョゼフ・ヤコブ・リッター・フォン・プレンク
《カリフラワー》1788〜1803年頃、エングレーヴィング、手彩色/紙
キュー王立植物園蔵 ©RBG KEW
エメ・コンスタン・フィデル・アンリ
《トウモロコシ》1828~33年、エングレーヴィング、手彩色/紙
キュー王立植物園蔵 ©RBG KEW
ウィリアム・フッカー
《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》1818年、スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手彩色/紙 個人蔵
Photo Michael Whiteway
ウィリアム・フッカー
《プラム(西洋スモモ)「アンペラトリス」》1818年、スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手彩色/紙 個人蔵
Photo Michael Whiteway
ウィリアム・フッカー
《アプリコット(アンズ)「ムア・パーク」》1818年、スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手彩色/紙 個人蔵
Photo Michael Whiteway
ウィリアム・フッカー
《サクランボ 「エルトン」》1818年、スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手彩色/紙 個人蔵
Photo Michael Whiteway
インドの画家
《スイカ》19世紀前半、水彩/紙
キュー王立植物園蔵 ©RBG KEW
ピエール・アントワーヌ・ポワトー
《ビター・オレンジ》1807〜35年、スティップル・エングレーヴィング、手彩色/紙 個人蔵
Photo Michael Whiteway
イギリスの画家(19世紀)
《ローズヒップ》19世紀、水彩/紙 個人蔵
Photo Michael Whiteway
- 展示名
- 開館50周年記念
英国キュー王立植物園
おいしいボタニカル・アート
食を彩る植物のものがたり - 会期
- 2024年7月13日(土)から8月25日(日)
- 開館時間
- 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)
- 会場
- 展示室1
- 観覧料
- 一般900円、大高生450円
20名以上の団体割引料金 一般720円、大高生360円
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 - 主催
- 群馬県立近代美術館
- 後援
- ブリティッシュ・カウンシル
- 協力
- 日本航空
- 特別協力
- 英国キュー王立植物園
- 企画協力
- ブレーントラスト
- 関連事業
- 講演会「文学とアートから見るイギリスの食事」(申込不要、参加無料)
日時:7月27日(土)午後2時から3時30分
講師:小林晶子氏(SOMPO美術館上席学芸員)
場所:2階講堂
学芸員による作品解説会(申込不要、要観覧料)
日時:8月10日(土)、8月21日(水)午後2時から3時
場所:展示室1
ワークショップ「アフタヌーン・ティーを楽しもう」「美術館で麗子先生とスウィートなひととき」(申込受付終了) - その他
- この展示には、電源立地地域対策交付金を活用しています。