コレクション展示:群馬の日本画家 Ⅱ
山種記念館の秋期の展示は、群馬県出身の日本画家の作品を二期にわたってご紹介しています。群馬県はこれまで多くの日本画家を輩出してきました。本展はそうした群馬ゆかりの日本画家による、昭和期から平成期に制作された作品を展示しています。
太田出身の岡田晴峰(おかだ せいほう)は、伝統的な南画を基礎に大和絵などの装飾的な表現や明快な造形性を取り入れ、自由な表現を試みました。《源平一ノ谷合戦図》は馬と人が入り乱れる場面をまるで映画のワンシーンのように劇的に捉えています。伊勢崎に生まれた礒部草丘(いそべ そうきゅう)は風景画を得意とし、特に画業後期は形態を色面で捉えた濃彩の表現が特徴です。前橋市出身の髙橋常雄は、仏教文化の深淵をネパールやヒマラヤにたずね《聖地追想》など同地に取材した作品が評価されました。近代に活躍した作家たちによる多彩な表現をおたのしみください。
コレクション展示作品目録(展示室7)(PDF450KB)
- 会期
- 2023年10月24日(火)から12月19日(日)
- 開館時間
- 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日(11月27日、12月11日、18日は開館)、11月13日(月)から23日(木・祝)、12月4日(月)から8日(金)、14日(木)
- 会場
- 展示室7
- 観覧料
- コレクション展示(特別展示を含む)のみ
一般300円、大高生150円
20名以上の団体割引料金 団体一般240円、団体大高生120円
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名、群馬県民の日(10月28日)に観覧される方は無料