コレクション展示:四方田草炎の素描
本展では「孤高の素描(そびょう)画家」とも称される、四方田草炎(よもだ そうえん、1902-81)の素描を特集します。草炎は現在の埼玉県本庄市に生まれました。はじめ川端画学校で学び、後に日本画家の川端龍子(かわばた りゅうし)に師事しました。号「草炎」は、龍子より彼の作品にちなんで授けられたものです。青龍社(せいりゅうしゃ)の展覧会に入選し社子(しゅし)に推されるなど活躍しましたが、昭和13(1938)年に青龍社を脱退、いわば「在野」で活動することになります。戦中には空襲で手元にあった作品すべてを焼失してしまいますが、戦後、特に素描に力を注ぎ、多くの優れた作品を残しました。
今回は当館に所蔵されている素描から、身近な動植物を精緻(せいち)に描写した作品や、群馬県霧積(きりづみ)山中の炭焼小屋で寝起きしながら描いた作品などをご紹介します。対象の本質へと迫る草炎の素描の魅力をどうぞご堪能(たんのう)ください。
コレクション展示作品目録(展示室7)(PDF149KB)
- 会期
- 2023年5月23日(火)から6月18日(日)
- 開館時間
- 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日
- 会場
- 展示室7
- 観覧料
- コレクション展示のみ
一般300円、大高生150円
20名以上の団体割引料金 団体一般240円、団体大高生120円
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料