鴻池朋子展「根源的暴力vol.2 あたらしいほね」
昨年の秋、鴻池朋子の6年ぶりの個展として開催された「根源的暴力」は、人間の思索や現象のみに閉じてしまっているアートに強い意識改革を求め、芸術の始まりに立ち戻って人間がものをつくることを問い直す試みとして、多くの反響を呼びました。それはまさに、人間を含めた自然という概念について再考を迫るもので、特に皮を縫い合わせた支持体に天変地異、臓器、動植物を描いた幅24メートルに及ぶ《皮緞帳》は、観客の心身を奮わせ強く記憶に残るものとなりました。 この展覧会は今年から新たな土地を巡り、その場の感触をとり込みながら変化を続けていく予定です。その第一弾となる本展では、さらに加筆され生々しく変容を続ける《皮緞帳》をはじめ、昨年発表された作品を中心に新作も交え、全く新たなるインスタレーションをご覧いただきます。
- 会期
- 2016年7月9日(土)から8月28日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで) - 休館日
- 月曜日 (7月18日、8月15日は開館)、7月19日(火)
- 会場
- 群馬県立近代美術館 展示室 1
- 観覧料
- 一般:610(480)円、大高生:300(240)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 - 主催
- 群馬県立近代美術館
- 企画協力
- 一般財団法人セゾン現代美術館
- 協力
- VOLCANOISE
- 関連事業
- アートコンプレックス&トーク「あたらしいこえ」
学芸員による作品解説会