もうひとつの場所-野又 穫のランドスケープ
思い出の場所、忘れられない場所、夢の中で見た風景・・・ わたしたちは多くの風景を、そこに出会った時の感情と一緒に心のひきだしにしまっています。
そしていつも、見たことのない風景との出会いに憧れています。
この夏、当館では空想上の建物を描く画家、野又穫(1955~)の展覧会を開催します。
野又穫は1986年に最初の個展で作品を発表して以来、地平から空に向かって、塔などの建物がたったひとつそびえ立つ夢のような風景を描き続け、多くの人を魅了してきました。
古代のようでも未来のようでもあり、どこかで見たようで見たことのない光景は、わたしたちに喜びや懐かしさ、畏怖といった様々な感覚を呼び起こしてくれます。
日常から遠く離れたこの「もうひとつの場所」との出会いに、あなたは何を感じるでしょうか?
本展では、作家の初期から最新作にいたるまでの絵画に、ドローイングや初期の立体、スケッチなどを合わせ、約100点の作品をご紹介します。なお、子どもから大人まで楽しむことのできるワークショップなどのイベントを、「こども+おとな+夏の美術館」として、あわせて開催します。
- 会期
- 2010年7月17日(土)から8月29日(日)
午前9時30分から午後5時(ただし入館は午後4時30分まで) - 休館日
- 毎月曜日(7月19日、8月16日は開館)、7月20日(火)
- 会場
- 群馬県立近代美術館 展示室1
- 観覧料
- 一般:500(400)円、大高生:250(200)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 - 主催
- 群馬県立近代美術館
- 協賛
- SHISEIDO
- 協力
- 東京オペラシティアートギャラリー
- 関連事業
- アーティストトーク
こども向け作品解説会
おとな向け作品解説会
「こども+おとな+夏の美術館」