群馬県立近代美術館コレクション 2 大正・昭和 洋画の足あと
群馬県立近代美術館は、アスベスト除去および改修工事のため、現在休館中です。この間、 群馬県庁の昭和庁舎特別展示室を会場に、年間を通して当館コレクションによる展覧会を開催しています。
2回目となる今回は、西洋近代美術とならび、ふだん、当館常設展示の大きな見所となっている日本近代美術に焦点をあて、大正から昭和にかけて描かれた油彩画をご紹介します。
岸田劉生による、新緑の草木の生命力と湿り気をおびた砂道の質感が鮮やかにとらえられた風景画や、長谷川利行の、少ない色数と簡潔な線で瑞々しく描かれた少女像に見られるように、日本の画家たちは、 この時期、西洋の様々な美術動向を吸収した上で、さらに独自の表現を追求していきました。
このほか、大正期の安井曾太郎や佐伯祐三から、昭和期の山口薫、脇田和まで、日本近代美術の流れに大きな足あとを残した画家たちによる多彩な作品を、どうぞお楽しみください。
- 会期
- 2006年6月3日(土)から7月2日(日)
午前10時から午後6時 - 会場
- 群馬県庁昭和庁舎 2F 特別展示室
- 休室
- 会期中無休
- 観覧料
- 一般:100(80)円、大高生:50(40)円
注:かっこ内は20名以上の団体割引料金
注:中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料 - 主催
- 群馬県立近代美術館
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