美術館アートまつり2015年2日目を開催しました

3月1日に開催した「美術館アートまつり」の様子を報告します。

当日は朝から曇り空、午後からは雨という空模様でしたが、暖かい館内での活動を楽しもうと、大勢の方が参加してくれました。

・できるのはどんな形?

段ボール製の組み立てパーツ「Cell」を使った活動でした。三カ所の切れ込みが入った丸い形を参加者の皆さんがいくつか使って組み立て、それを全体につなげて行きました。最初は小さかった塊が、午後には面積と高さを増やして有機的な構築物のようになり、不思議な空間ができあがりました。

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・お花畑を作ろう!

群馬県立女子大学奥西ゼミの皆さんのプログラムでは、不要となったチラシやポスターを細長く切ったものを使って、花の形を作りました。あらかじめ茎や葉を作っておいたギャラリーの壁に、参加者が作った花を好きな場所に取り付けて、華やかなお花畑ができあがりました。

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・じぶんとだれかのためのピクトタイルプロジェクト

2月の「美術館アートまつり」で実施したプログラムです。小児医療センターの子どもたちを励ますための絵をもう少し集めたいとのことで、今回も行うことになりました。前回参加した人も、今回はじめての人も、好きな画材を使って、様々なテーマの絵を描いてくれました。

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・バックヤードツアー

今回も多くの方にご参加いただき、2グループに分かれて美術館の裏側を案内しました。天気が悪かったので屋上に行けるか心配でしたが、何とか雨に降られることなく回ることができました。それぞれの場所での説明がどうしても多くなってしまいますが、美術館がどんなことをしているのか、何を大事にしているのか、少しでも伝えることができればと考えています。

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・展覧会ポスタープレゼント

毎年恒例のプログラム「展覧会ポスタープレゼント」は、アートファンの大人の方にも、とても好評です。掲示期間が終了した全国の展覧会ポスターを持ち帰ってもらうプログラムですが、何があるかは行った時次第なので、気に入るポスターが並ぶまで待つ人もいて、皆さん真剣にポスターを選んでいました。

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・わくわく きんぎょすくい!

県内在住のアーティスト、近藤愛子さんが企画したワークショップは、「金魚すくい」に見立てて、金魚すくいで使う枠(ポイ)を使った活動でした。紙の代わりにプラ板を取り付けたポイを水にみたてたブルーシートに置いた魚の写真にのせて、魚の形をなぞりながら描いてもらいます。プラ板を魚の形に添って切り抜いた後、梱包材の「プチプチ」を一粒取り付けると、描いた魚が水の中を泳いでいるように浮きます。完成したらちゃんと水に浮くかどうか試してから、金魚すくい用のビニール袋に入れて持ち帰ってもらいました。なかなか個性豊かな魚たちができて、皆楽しんでくれたようです。

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・WANTED! ウォンテッド!

ワークシートをもとに、展示室で作品を探してもらうプログラムです。通常バージョンと、少し難しいバージョンを用意したところ、難しいバージョンに挑戦する人も多かったようです。作品をよく見るきっかけになったようで、親子で楽しみながらワークシートに取り組んでいる様子が見られました。

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「美術館アートまつり」は、2月と3月の2日間で延べ2千人を超える方に参加していただきました。来年も開催する予定ですので、ぜひまたご参加ください。

美術館アートまつり2015年1日目を開催しました

「美術館アートまつり」は、美術館内各所でアートプログラムを行う日として、毎年冬に恒例のイベントとなっています。小さいお子さんでも楽しめるプログラムや、大人も楽しめる定番プログラムを詰め込んでいます。

今年度1日目の2月1日当日は天気もよく、朝から元気いっぱいのお子さんを連れた皆さんが来館されました。各プログラムの様子を報告します。

 

・じぶんとだれかのためのピクトタイルプロジェクト

「美術館アートまつり」で毎回小さな子どもたちも楽しめるプログラムを実施している寺澤事務所・工房さんの今回の企画は、この日だけでは終わらない、広がりを持ったプロジェクトとなりました。参加者が15センチ角の紙に絵を描き、それを群馬県立小児医療センターのタイル壁に並べ、子どもたちを励まそうというものです。紙の大きさは医療センターの壁に使われているタイルと同じサイズで、美術館エントランスホールのタイルとも同じサイズです。

絵を描くスペースとなった大理石の椅子の上には、色鉛筆やサインペン、クレヨンなど様々な画材が置かれ、絵の具コーナーもあり、参加者は好きな画材を使って好きなテーマの絵を描きました。結構時間をかけて丁寧に描く人が多く、力作が床タイルに沿って並びました。

医療センターでの展示は、これからもう少し絵を集めた後、4月以降になるようです。入院中の子どもたちにも同様のワークショップを行います。医療施設のため、一般の方が展示見学することはできませんので、その様子は寺澤事務所のホームページなどで報告する予定です。その際は、美術館のホームページでもお知らせします。医療センターの壁がみんなの絵でどんな風に彩られるのか楽しみです。

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・ふわふわモザイク

4年前の夏のイベントで実施して好評だった「ふわふわモザイク」を再登場させました。カラフルな羊毛をちぎって組み合わせて、のりで貼り付ける、というだけのもので簡単な活動ですが、ようやく歩けるくらいのお子さんでも色を選んで形を考えるという体験が楽しめ、もう少し大きい子や大人の方なら複雑な模様にも挑戦できるプログラムです。具体的な形を作っても良いし、好きな色を貼り付けるだけでも良い、という緩さもあって、皆さん気軽に参加されていました。

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・バックヤードツアー

毎年恒例の定番プログラム「バックヤードツアー」には、今回も大勢にご参加いただきました。美術館の裏側を45分程度で、事務室、空調関係の機械のある部屋、搬入口、書庫と回って、最後は屋上から公園を眺めました。このプログラムは、3月1日の回でも行いますので、興味のある方はぜひご参加ください。

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・新聞紙で大へんしん!

群馬県立女子大学の奥西ゼミが「美術館アートまつり」でプログラムを行うようになって3年目になります。毎回、身近な素材で簡単に楽しめるプログラムを実施しています。今回の新聞紙で髪の毛や洋服を作るプログラムは子どもたちに大人気で、変身した子どもたちが勇ましく館内を歩いているのはほほえましい風景でした。奥西ゼミの皆さんは次回3月1日にも「お花畑を作ろう!」を実施します。

大学ブログでの報告はこちら→http://kenjo-bigaku.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

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・アートカードであそぼう!

近代美術館の所蔵作品の中から200作品を選んでカードにしたものが「アートカード」です。そのアートカードを使って楽しくあそびました。「あーっとカード」はトランプタワーのようにカードを立体的に組み立てるあそびです。最高記録はなんと5段でした。途中で崩れてしまい「あーっ」と叫ぶこともありましたが、何度も挑戦するうちにみんな上手に組み立てることができるようになりました。「なかまをみつけてあそぼう」は、同じ色のカードの仲間を集め、ぐるりと並べて大きな輪っかをつくるあそびです。大人も子どももカード探しにあっちこっち飛び回り、美しい虹の輪っかができあがりました。最後はグループごとに集まって「キーワードゲーム」であそびました。真ん中に置かれたキーワードカードをめくると楽しい単語が書いてあります。その単語に合うカードを探して理由を発表し合うあそびで、発表ではおもしろい理由がたくさん飛び出して笑いを誘っていました。

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・親子でちょこっとお茶体験

茶室では、毎月第一土曜日にボランティア茶席を行っているボランティアさんたちのサポートで、親子の参加者が自分で茶筅を使ってお茶を点てました。みんな真剣な表情でお茶を点てた後、お菓子と一緒に味わっていました。子どもに抹茶は少し苦いのではと心配していましたが、最後まで美味しそうにお茶を飲む姿を見て、ボランティアさんも嬉しそうでした。

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他にもスタンプを集めるイベントや公園からのクイズなどもあり、賑やかな一日となりました。

3月1日には別のプログラムを予定していますので、ぜひご参加ください。

 

 

ボランティアが県外研修に行ってきました

当館ボランティアは毎年県外研修を実施しています。今年は12月7日に山梨県立美術館を訪問しました。この研修は他館のボランティア活動の状況を知り、ボランティア同士が交流するために行うもので、山梨県立美術館には9年前にも一度訪問しています。今回も、山梨県立美術館協力会の皆さまと1時間程交流を行いました。当館と同じような活動がもっと効率良く行われていることなど、参考となる点や興味深い点が多くあり、色々と質問をさせていただきました。交流のあとには、ミレー作品を中心とした常設展示について解説担当の方に解説していただいたり、イベントの見学をすることができました。また、特別展「佐伯祐三とパリ」も堪能し、充実した1日となりました。山梨県立美術館協力会の皆さまには大変お世話になり、ありがとうございました。

当館ボランティアは現在、来年4月から活動していただく第8期生を募集中です。詳しくはホームページをご覧ください。

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コレクションをコレクションしよう

11月22日に開催した今年度最後のこどもミュージアム・スクールの様子をレポートします。この日の活動は「コレクションをコレクションしよう」と題して、展示中のコレクション作品をスケッチし、さらにホセ・マリア・シシリアの作品を真似て、描いた作品を蝋の中に閉じ込める、というものでした。まずは展示中の作品から描きたい作品を選んでスケッチし、はがき大の紙にアクリル絵の具を使って選んだ作品を再現するように描きました。それから、木製パネルの内側に絵を置いて、上から溶かした蜜蝋を流しかけました。自分が描いた美術館の作品が、固まって表面がつるつるになった蝋を透かして見える、なかなか素敵な仕上がりとなりました。

こどもミュージアム・スクールは、子どもたちが美術館に定期的に集まって様々なアート体験をするもので、これまで10年以上続けてきました。以前と比べると子どもたちを取り巻く状況も変化し、定期的な活動が難しい場面もありますが、今後も続けて行けるよう工夫したいと考えています。来年度の活動については、決まり次第ホームページなどでお知らせします。

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こどもミュージアム・スクールのレポートです

「こどもミュージアム・スクール」では、毎月1回程度子どもたちが美術館で様々なアート活動を行っています。10月25日の回の講師は、自然や環境をテーマとする作品を制作する近藤愛子さんでした。「アニマル・ワールドを作ろう!」と題した活動では、午前中、プラ板に動物の形や模様をリレー形式で描きました。自分が描いた動物に、他の参加者が模様や背景を描くことで思いもよらない絵になる様子を楽しみました。午後は、県立自然史博物館からお借りしてきた剥製のキジとハクビシンをモデルにした作品を制作しました。剥製の形を離れた所からプラ板に写し取って切り取り、パネルに取り付けて立体的なアニマルワールドができあがりました。

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